21’ Summer Collection【掌の中で育まれた木片小魚たち】
近年稀にみるマイペース振りを発揮しております。
こと今年に関して言えば、自らに課した「節目の10年」を経たことで、釣りもルアー製作も一段落ついたということなのでしょうか。
確かに「安堵している自分」を感じてますね(微笑)。
知己たちの言説に因れば「燃え尽き症候群」という事らしいのですが、私自身は人間らしい表情の一端が発露してきただけなのだと捉えています(微笑)。
とりあえず、現況は急く必要もないので、自分の心のままに委ねております。(温湿度環境も芳しくないし、仕事も忙しいので。)
それでは、当ブログの季節の催事「夏コレ」を開催させて頂きましょう。拙いルアーではありますが、お時間の許す時に鑑賞して頂ければ幸いです。
For Oncorhynchus masou
拙ブログの稀有で酔狂で賢明な読者の皆様であればご存知の通り、此度のラインナップは、何れもランドロック・サクラマスを標的に据えた「Lake-ist series」の一員として設計・製作したミノーでした。
「自作ミノーでサクラマスを釣る!」という野心を持って追波川に挑んだ今季。
結果は、三度の夕マズメ釣行で1尾のサクラマスに出会えたものの、その釣果は自作の鋳造スプーンによるものでした。
勿論、想いを込めて作ったスプーンで釣りあげたのは喜ばしい出来事でした。がしかし、あの「興奮の時」から時間が経ち「あの釣り」を省みてみれば、「やはり自作ミノーで釣り上げたかった…。」という未達感が湧いてくるのです。
全くもって「欲」は絶えませんな(呆)。
そこで考えたのは、ランドロック・サクラマス用に設計したミノー Flecha と Arco-Twin の追波川サクラマス参戦でした(微笑)。
1:Flecha
Spec
- Length:80㎜
- weight:≒6.8g
- Type:Slow sinking
- Action:W&R
- Collar:Orange Crown/Purple Haze
なんだかんだ言って…この10余年の間に自作してきた中型ミノー(60〜100㎜)の中で一番活躍しているのが、この Flecha(フレチャ)だったりします。
故に Flecha の活躍の舞台を、湖沼(止水エリア)に止めておくのも勿体ないと考えたのは今に始まったことではありませんが、今年10年振りに追波川釣行を復活させたことで「その思い」は更に強まりました。
と言っても、内部構成に手は加えていません。とりあえず、装い(カラー)を変えてみたといった程度の軽度な試みです(微笑)。
内部変更の要否は、来季の実釣で判断したいと思います。
2:Arco-Twin
Spec
- Length:60㎜
- weight:≒5.8 g
- Type:Slow sinking
- Action:W&R
- Collar:Gradation RPPB
このArco-Twin(アルコ・ツイン)も、来期はサクラ河川で使ってみようと考え、装いを変えてみました。Flechaと同様に、仕様は一切変えていません。
当初は、陸封サクラマスに絞って設計したミノーでしたが、こいつで大型のサクラマスを釣ったなら、それはそれで痛快だろうと妄想しています(皮算用)。
夏コレ 雑感
といったわけで、ラインナップに乏しいコレクションになってしまいましたが、「温湿度環境が整わない時節には無理をして作らない。」と決めたこともありますので、これからも夏コレに関しては、この様な簡素スタイルになると思われます。
ともあれ、新しい試み(些少な変化ではあるけれど)を施した彼らが活躍するか否かは皆目見当もつきませんが、来シーズンの追波サクラを想像するだけで、今から心拍数が上昇してしまうデンキチ小父なのでした(呆笑)。