秋田の溪から届いた写真便【スマホのカメラを侮るなかれ!(自戒)】
昨夜、秋田のはじめさんから目に麗しい写真が届きました。
それらの写真からは、新緑を迎える秋田の臨場感だけではなく、はじめさんの喜びも伝わってきたので、半ば反射的に記事を綴らせて頂いた次第です。
はじめさんのブログはこちらです。
秋田の溪から届いた写真便
1:スマホのカメラを侮るなかれ!(自戒)
GW中の秋田の溪は、予想通りの混雑ぶりだった模様。
この日、はじめさんが向かった溪も、多分に漏れず「先行者の影」が色濃く残っていたようですが、そこはやはり溪の達人。
気持ちを切り替えて、自然散策を楽しまれたとのこと。
といった訳で、はじめさんが最近手にしたというPixel4a(Google製のスマホ)で撮影した写真を送ってきてくださいました。
本当に素晴らしい写真です(感服)。
元より写真のセンスがおありな御仁だから、道具が変わろうとロケーションが変わろうと、絵心を感じさせる写真であることに違いありません。
けれども、”この写真”…スマホで撮影したんですものね…。この品質なら、はじめさんの仰る通り「デジカメを持ち運ぶ必要はない」と私も思います。
特に、比較的条件が整っていると思われる一番上の写真のクオリティーに驚かされましたが、明暗が激しい部分が混在する場所(組み写真・上)や曇天で霞がかかったような状況下(組み写真・下)であっても、デジカメ顔負けの画質ですからね…。
Pixel引いてはスマホの底力を見たような気がしました。(※当たり前の事ですが、はじめさんのセンスや腕前とは別次元の話ですので、悪しからず。)
もはや「スマホのカメラを侮るなかれ!」ですな。
因みにですよ。
数多のネットユーザーと同様に、不肖デンキチ小父もChromeブラウザを常用していますし、古くなったタワーをChromiumOS化して使ったりもしていますので、Google社の所業もとい製品については理解を示しているつもりです。
その様なわけで、Chromeに特化したPixelシリーズには注目していた事もあり、 春先にショップ巡り(次男坊用のスマホを所望)をした際には、好んでPixelを触ってきたのですが、ここまで画質が優れているとは思いもよりませんでした(目が節穴)。
こんなに微細(かといって刺々しくない)で自然な色彩(違和感がない)が表現できるカメラがマウントされていたとは驚きですね。
”スマホで写真”となれば、RAW形式で撮影・編集が可能なiPhoneが頭抜けていると認識していましたが、考えを改めなくてはならないのかな…。
ともあれ、重たくて嵩張って、壊すと厄介なデジカメを水辺に持っていく時代は、もう終わりなのかもしれませんね(寂笑)。
と云うかですよ…。
スマホの得意技とも言える「写真や映像を情報化するスピード」を思えば、スマホに搭載するカメラの性能が向上していくのは自明の理です。
正直に語るならば「その進化に気付いていたけれど、気付かない振りをするのも限界が来た。」といった感じですな(苦笑)。
今はただ「デジタル一眼不要論」が勃発しないことを祈るばかり(爆)。
取るに足らぬ感傷はこの位にしておいて、送って頂いた写真と拙ブログに掲載させていただいた写真の差異について触れておきましょう。
一番上の写真は、元々1600×900(pix)で添付してきてくださった写真を、一切のレタッチを加えずに、リサイズ(700×394)のみを行った画像です。
私のPCのモニターで見る限り、リサイズによる著しい劣化を感じることはありませんでした。(リサイズの際には、出力解像度を350dpiに設定。)
また、2つの組み写真にあっては、簡便的な画像編集ソフト(写真上)を使ってオートマティックに組み写真化したのですが、ソフト上の作業を介した結果がこのクオリティーであれば、ブログで鑑賞する分には何ら不足を感じないでしょうね…。
いやはや、Pixelの画質に脱帽です。
2:RAW画像の現像
一方、デンキチ小父はですね…。
今春4月から、(株)市川ソフトラボラトリーのSILKYPIX10の試用(お試し無料期間1カ月)を開始し、去るGW中に本格導入に至りましたよ。
にしたって、前項で「スマホのカメラを云々~!」などと叫びながら、今更ながらデジタル一眼のRAW画像の現像ソフトですからね…。
この時代錯誤感………堪りませんな(汗)。
昨今、RAW画像の現像と言えば、WEB上やYouTubeでも頻繁に広告が出ているLuminar AIの躍進が目立ってきていますね。
発表当初から気になっていたので、直ぐに試用してみましたが、私の目的や用途(撮影した写真を大胆に変える必要がない)には向いていないと感じましたね。
という事で、この手のソフトを代表する老舗国産銘柄のSILKYPIXを選びました。(GWキャンペーンで5000円の値引きがあったのも大きかったり…。)
インターフェイスは他社ソフトと似たり寄ったりですね。動作も軽めですし、使い込んでいけば底なしの深さを感じさせてくれるはずです(笑)。
3:叶える必要がなくなった夢?!
それにしてもですよ…。
最近、富に考えるんです。
「大人になったら自宅に暗室を作りたい。」なんて夢があったんですよね。故にか、その夢を叶える機会を失ってしまった感もあるのです。
この状態を以て「夢を叶えなくても済んだ。」と云うのか…。
はたまた「夢が叶わなかった。」と云うのか…。
マルチタスクの恩恵が”我が身の毒”になりつつある気配を感じ始めたデンキチ小父は、前者と後者の中間のような居心地の悪さを感じています。
それもまた21世紀に生きる人間の悩みなのでしょうね(微笑)。