【22’ 魚+鬼の宿題 #04】木片イトヨ 銀の鎧をまとう!
解放感!
ここ数日、ただただ解放感を堪能しておりました(笑)。
「何」が解放感をもたらしたのか?
そんなん決まってます。
確定申告 です(爆)。
独立してから21期目となる確定申告ですが、依然として慣れることはありませんね。(しれ〜っと税制が変わっていたりするのでボンヤリしていられない。)
とまれ、国民の義務って奴は、速やかに履行したところで、関係当局が褒めてくれるなんてことはないので、申告を終えた時には手放しで自画自賛してます(笑)。
これで心置きなく年怒末に突入できそうです。
そして、その先に控えている「私的サクラ解禁」を妄想しながら、時が満つるのを静かに待とうと考えています(微笑)。
木片イトヨ 銀の鎧をまとう!
此度は、対イトウ用ミノー Itoyo-60F²S² の進捗を備忘していこうと思います。
特に、彫刻を施したヒノキ材のモデルに銀箔を貼る工程がメインとなりますので、興味のある方は、ごゆるりと読み進めていただければ幸いです。
1:下地塗装でイメージを
時は1月28日。
下地作りを終えたブランクを「どう料理していこうか?」と思案した結果、頭の中で描いているイメージを固めることにしました。
その手立てとして下地塗装を行いました。
シルバーの隙間からベースのブラックがランダムに透けて見えるような感じ。そんな風合いに仕立てられたら最高なのですが……。
結果は如何に?!
そんな右往左往の合間に、ドーム・アイを製作。当初の予定通り、Φ4mmのアイが余裕を持って納まる目途が立ったので安堵しました(笑)。
2:純銀箔を貼る!
下地塗装を終えてから、1月30〜31日にかけてウレタン(2液)で薄っすらとしたコーティングを重ね、2月1日の夜半から箔貼りに着手しました。
使用する箔の種類は「本銀箔」です。
以前は自信がなかったので、本銀箔(約2μ)よりも少し厚めの銀上澄み(約7〜10μ)を使っていましたが、此度は思い切って挑戦しました(笑)。
という事で、作業の段取りは、各面のボディーと頭部ごとに分割して貼り進め、各部位の合間にしっかりと養生時間を挟むことにしました。
そもそも、技量が伴わない人間(私)が手掛けるわけなので、焦って工程を詰めても良い結果はでませんしね…。※不安定な状態で触れると簡単に剥がれる。
更には、此度も鋳造スプーンと同様に凹凸の激しい面に貼るので、定着の程度を把握するために養生時間を十分に確保した方がよいと判断しました。
そして、2月10日までに手直しと下地調整を繰り返し、今一度下地塗装を挟んでから、ウレタン(2液)でコーティングしました。
これから仕上げ塗装とコーティングを行うわけですが、心のどこかで「このまま渋い黒銀にした方が良いかも…。」なんて考えも湧いてきたりして…。
でも、ここは後学と検討を兼ねて、いつものBWS(カラー名:バックウォータースペシャル)を吹くことになるはずです(笑)。
3:一方 バルサ・ブランクは?
さてと…。
前段の彫刻ヒノキモデルと同じ型を使って製作しているバルサモデルは、去る2月2日からアルミ鱗を貼り終えて下地作りを開始し、適時サンディングを挟みながら順調に進捗させておりました。
こちらのバルサモデルはセルロース仕様なので、下地作りの方法は専らディッピングを繰り返すことになります。
だから、上写真(右上小写真)の通り、ミノーの両端部(ヘッド側とテール側)にセルロが溜まるんですよね。※重力があるので当たり前。
ってなわけで、こうした不本意な凹凸を低減させるのと合わせて、アルミ鱗との段差を解消するために、サンディングとディッピングを繰り返すと…。
これがデンキチ語録で云うところの「三歩進んで二歩下がる的作業」という奴です。正直な話をすれば、余り好きなタイプの作業ではないです(笑)。
因みに、下地調整の作業性や作業対効果(デンキチ造語:作業した分の効果を感じるか否か)に関してはウレタンに分があると感じています。
「その心は?」と問われれば、1回の塗布で膜厚が稼げることに加え、ペーパーで磨いている時の感覚が好みと云ったところでしょうか。
こうしたマテリアル毎の長短に関しては、改めて記事にしたいと思います。特に、2液ウレタンの使用感については聞かれることが多いので(微笑)。
4:オフシーズンの終盤を迎えて
と云った具合の製作模様(2月初旬〜中旬)でした。慌ただしいながらも、腰を据えて取り組むことができたように思います(微笑)。
とりあえず、オフシーズン中に予定していたボリュームの作業を完遂できる見通し(2月21日現在:全モデルが完成・最終段階に至る)がついたので、心の底から安堵しているデンキチ小父なのでした(微笑)。