デンキチの木片小魚物語3

Sprout Lures の製作記録と喜怒哀楽日記

【22’サクラマス Preparation #08】老眼泣かせの作業 そして 佐藤卯兵衛 届く!

 日本海側の各地では、去る週末から大荒れ模様でしたね。

 ご存知の通り、宮城県太平洋に面しているとは云え、私が住んでいる仙台市泉区なる場所は、山形県側の影響を受けやすいので仙台市街地よりもが降ります。

 今朝(27日)も6〜7㎝程度の雪が積もっていますね。これから現場の梯子が始まるので、車の運転には十二分に気を付けたいと思います(心の余裕)。

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 といった具合の師走。この週末にアトリエの大掃除を行うつもりだったのですが、仕事納め(12月30日)まで大掃除延期することにしました。

 しかしですよ…。年内のゴミ収集(燃えるゴミ)が12月28日で最後となるので、21年度のゴミ新春まで持ち越すことになるという………。

 なんかねぇ、気持ち的にスッキリしませんな(苦笑)。

 とまぁ、そんなドメスティックな愚痴はさておき、大掃除の前に済ませておこうと考えていた作業の記録を手短にしたためておこうと思います。

 お時間の許す方は、サラッとお目通し下さいませ。

 

老眼泣かせの作業

 「老眼泣かせ〜」なんて題名を付けたものの、そもそも、ルアー製作自体老眼泣かせの作業寄せ集めて成立しているってな感じですからねぇ(ぶっちゃけ)。 

 なんか、冒頭から年寄り染みた言葉連呼してご勘弁下さい。

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 でもって、此度は何をどうしたのかと云えば、サクラマス用ミノー如意桜(90㎜/シンキングMD)の顔・鱗貼りをしたという話になります。

 こいつを大掃除までに終わらせて、ディッピング体制に入ってから年の瀬を迎えようと算段しておったわけです。(大掃除がズレましたがね。)

 更に話を進めて参りましょう。

 ミノーの顔立体的な造作を施すようになって随分と日が経ちました。

 とは云いつつも、顔の微妙な凹凸にあわせてアルミを貼り、かつ造作のアウトラインに沿って刃を入れる(アルミの不要部分除去)という一連の作業は、私にとって容易とは言い難いものがあります。

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 まぁ、ブランクの上で刃を振るうので、タイムトライアルするように作業を進めるわけにはいかないんですよね…。

 この作業の性質を一言で表せば「繊細」かつ要領の肝「加減」。そして、それらを制御・確認するのが「指先」であり「目」なのですね…。

 といった具合の作業なので、未だに確固たる要領が定まっておらず、試行錯誤(毎回、微妙に貼り方を変えている)を続けているといった具合です。

 だから、最初の一本目(片面)から上手くいったためしが無いと。

 ってか、どうなんだろう…。

 上手くいかないと云うよりも、一本目の出来を必ず懐疑的に捉えてしまうことによってNG判断をしてしまう…といった表現の方が近い感じがします。

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 こうした傾向を客観的に眺めていくと、老眼の進行大きく影響していることが伺われます。要は「目が効かない」という意識過分に作用していると。

 全くもって、老眼と上手く付き合うのは難しいですなぁ。それはともかくやり直し・出戻りの作業ほど無駄な時間はありませんからね…。

 抜本的な解決にはほど遠いけれど、視覚的な情報に対してもう少し鷹揚に捉え、かつ自分の所作・手さばき自信を持つようにしていきたいですね。

 こういう意識の変化来年の目標かな(微笑)。

佐藤卯兵衛 届く!

 去る日曜日、宮城県のSLFAメンバー Tom先輩からレアな贈り物が届きました。

 その名も「佐藤卯兵衛」

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 さすが日本酒通 Tom先輩のセレクトです。

 にしても Tom先輩、これ……虎の子のお酒だったのでは?

 ここ10年余りで、お酒を嗜む時間(酒量も)が減った私ですから、この美酒の誉れ高い「佐藤卯兵衛」を賞味したことはございません。

 さわさりながら、酒屋さんとのお付き合いが長いこともあり、秋田県新政酒造は勿論、佐藤卯兵衛という銘柄については存じ上げておりました。※価値は十分に認識しておりますので、どうかご安心を。

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新政酒造のHPより切り抜き。

 頂戴した佐藤卯兵衛の裏ラベルを見ると「六号酵母の名前がありました。

 随分前になりますが、世話になっている酒屋のご夫妻と茶飲み話をしていた時に、六号酵母の話題(現役最古参の酵母)が出たことを思い出しました。

 そこで新政酒造のHPを調べてみると、幕末から続く新政酒造六合酵母分かちがたい関係を知ることができました(感慨深)。

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 目下、東北屈指の米処・日本酒処として名を馳せる秋田県ならでは物語に出会えた幸運を噛みしめているところです(微笑)。

 それでは、お正月にじっくり堪能させて頂くことにしましょう。

 Tom先輩、どうも有難うございました!