デンキチの木片小魚物語3

Sprout Lures の製作記録と喜怒哀楽日記

喜びも悲しみも驚きも幾年月 2021’夏

 例年の如く、多忙を極める8月「釣無月」となりました。

 というか、7月から釣りに行っておりません(爆)。 それこもこれも、ウッドショックがもたらした逆説的な混沌?!だったと言えるでしょう。

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 まぁ、本業的には助かったのですがね…。

 長雨の日々を過ごしながら「この天気じゃ、いくら暇でも釣りには行けないよ。」と自分に言い聞かせておりましたよ(トホホ)。 

 それでは「釣無月」8月にあって、私の感情に動きをもたらした出来事の2,3を綴って参りましょう。お時間の許す時にでもご一読下さいませ。

 

喜びも悲しも驚きも幾年月 2021’夏 

 そんなわけで、8月も終盤を迎えた今…。

 一見して感情の起伏が無かったかのように思われる8月が、実は味わい深い感情の動きをもたらしていたという事実をしたためておこうと思います。

1:喜びの巻

 齢五十を越えたが、何を以て喜ばしいのか?

 それは頗る単純な話です。

 端的に言えば「光明」。それ即ち、死ぬまでの目標ないしは目指すべき方角と到達点が定まったということでしょうか(微笑)。

 こうした「事の始まり」は、自らが能動的になった証であり、それこそ日常茶飯事にあるわけではないからこそ、殊更に喜ばしく思えるのです。

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 幼い頃から、絵画版画彫塑といった表現活動に慣れ親しんできた私ですが、そうした経験の全てをぶつける対象として「根付」に取り組むことにしました。

 覚悟準備に、かれこれ5年程かかりましたね(苦笑)。といっても、ただ静かに逡巡を繰り返していたわけではありません。

 最小限のコスト根付の真似事を嗜んできました。そうした時間経験を通して、腹が決まったというわけです(微笑)。

 この歳に至って取り組むわけですから、生半可で済ませたくはありません。

 それこそ、死ぬまで挑戦あるのみ。

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 というわけで、本格始動の第一弾として、根付のスタンダードな材料として知られる黄楊(並品/一寸五分角弱)と、根付を象徴する道具「左刃」を自作するための鋼材(SK4/Φ3・Φ4)を入手しました。勿論、ゆっきーさんが調達して下さった鹿角も、習作の材料として使わせて頂きますよ。

 それにしたって「地味にして小さな一歩」ですね(笑)。

 ともあれ、ここから始まる我が未踏の山よ…。

 「高い山も一歩から」の精神で冒険の道程を楽しもうと考えています。

2:悲しみの巻

 お盆の最終日…。

 本家の伯父が亡くなりました。

 伯父昭和10年生まれなので、奇遇な事に、私の親父昭和8年・2019年没)と同じ年齢で天に召されたとことになります。

 訃報の連絡をくれた従弟は、父親(伯父)の最期を明るく語ってくれました。これもまた天寿全うの証だと思います(微笑)。

 菩提寺の総代まで勤めた伯父ではありましたが、コロナ渦の葬儀になってしまったのは、御遺族にとっても残念だったことでしょう。 

 子どもの時分には「無口でしかめっ面の気難しい家の伯父さん」という印象しかありませんでしたが、晩年の伯父好々爺そのものでした(微笑)。

 職人気質を絵にしたような人でした。

 皺が深く刻まれた顔は忘れません。

 大きくて節だった手も忘れません。

 合掌  

3:驚きの巻

 つい先日のことです…。

 私は、衝撃の事実を知ることになりました。

 詳細は、下記 YouTube にてご覧いただければ幸いです。


www.youtube.com

 いやはや、複雑極まりない感情が湧きだしておりますよ。

 こんな感覚…久しぶりかも。

 それはさておき、この稀有で律儀な検証勇気ある発表を行った「戦前ブルース音源研究所」のリンクを下に貼っておきましょうね。

 で…この動画WEBサイトを踏まえつつ素直な感想を記すならば、「修正した回転数の音源の方がシックりくる。」といったところでしょうか。

 勿論、プロ・ミュージシャンであられるみのさんが、当該動画の終盤で語った感慨や懸念も、素人の小父さんなりに理解できます(当然)。

 がしかし…というか…ですよ……。


www.youtube.com

 そもそも、昔の映像や音源って基本的に回転数が高めで、場合によっては「滑稽に見せる、聴かせるという意図」すら感じることも少なくないわけです。

 故に、昔の映画や音楽を鑑賞する時には、その動作を受け取ったが、それらの要素を、ある程度ローキー側に変換して鑑賞していたという側面があったのは、厳然たる事実なんですよね…。

 まぁ、作品に対する解釈や受け止め方ってのは、生きた時代によって異なりがあっても不思議はないですよね。(優劣や是非には関係しない話。)

 そのようなわけで、多少の違和感を受容してなお、回転を修正した音源素直に受け入れられたと言って差し支えないでしょう(しみじみ)。


www.youtube.com

 ともあれ、こうした世界的に波風が立ってもおかしくないような疑問解決すべく、根拠をもって綿密に検証された研究所の皆々様に敬服するばかり。

 そして、この成果を動画で知らしめてくれたみのさんに感謝!

 世の中捨てたものではないですなぁ〜。なんか夏バテに負けない元気」を貰ったような気がしているところです(微笑)。