【六月の釣り/R3:承の巻】満足と欲求と倫理の狭間で
熱海市で発生した土砂災害…。
災害列島 日本 という現実を改めて痛感しております。
此度の土砂災害に因る被害を拡大させた要因が、まとまった降雨や地勢・地質の類にのみ起因しているわけではないという指摘が各方面から聞こえてきました。
悲しいかな…複合的な要因によって被害が拡大・甚大化したという事例は枚挙に暇がありませんが、現時点で反射的な推論を流布するのは控えたいところです。
今はただ、冷静・客観的な検証を待つしかないのでしょう。
伊豆(熱海地域)で発生した土石流による被害を受けた方々の一日も早い復旧・復興と、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈っております。
そして、救助に汗を流す方々の安全と無事を願うばかりです。
複雑な思いが胸に去来しております…。
自身が過ごしてきた時間と世の中の出来事の双方が、拙ブログを備忘録足らしめているという事実に深い感慨を覚える次第。
それでは「釣れない釣り」のまとめ記事を綴って参りましょう。
- 満足と欲求と倫理の狭間で
- 1:6月9日の釣り
- 2:6月10日の釣り
- 3:6月14日の釣り
- 4:六月の釣り「承の釣り」雑感
強雨の名取川河口域に思う【旬の魚を求めて様子見…からの】
去る6月29日の話になります。
この日は、久方振りの「梅雨模様」というか、むしろ強雨と言った方がふさわしいような天候となりました。
「このまま空梅雨が続くとなれば、さぞかし川の魚も辛かろうに…。」と考えていたところだったので、少しだけ安心しております(微笑)。
とまぁ、こんな強雨の一日ではありましたが、仕事の合間に名取川の河口域(ホームリバーの本流)を様子見してきました。
私にとって、名取川河口域のマゴチや県南サーフのヒラメといった平ったい魚かつ食べて美味しい魚を釣ることは、追波川のサクラマスと同様に「旬を慈しむ釣り」のひとつになっていました。
といった訳で、これから夏にかけて「食べる釣り」を復活させるべく、頃合いを見計らって河口域の状況を確認したいと考えていたこともあり、この恵みの雨(仕事がスライドした)によってもたらされた余暇を使って、そそくさと現地へ向うことにしたデンキチ小父でありました(笑)。
- 強雨の名取川河口域
- 1:嵩上げ道路
- 2:堤防の上に立つ
- 3:新たなる決意と釣り
秋田より釣果報告21’ #05【6月後編:「よんじゅう いわな」の興奮と酩酊】
さぁ、オオトリの登場 です!
6月中旬を迎えようとする秋田の溪で、手練れ釣り師たちの溜飲を下げさせてくれたイワナは、40㎝を越える体躯と立派な尾鰭を誇る個体でした。
このレポートを送って下さったのでは、もはやお馴染みとなった秋田のリバーモンキーズのはじめさん & 相棒さんのご両人です。
なお、はじめさんのブログ「イチゴイチエ ノ サカナタチ」もご覧ください!
- 1:6月12日の釣り
- 2:雑感と御礼
とりあえず作ってます!
「デンキチ小父、ルアー作りやめたんだってよ?!」なんて変な噂が立たないうちに、製作の痕跡をしたためておきましょう(笑)。
目下、例年の6月期には似つかわしい混沌が続き、不規則極まる進捗に翻弄されております…が、とりあえずルアーは作れています(汗笑)。
正直な話、感染症問題が ”こんな形”(ウッド・ショック等々)で仕事に影響を及ぼすとは想像ができませんでした。
日本という資源に乏しい島国の脆弱性を痛感します。
原材料の多くを輸入に頼らざるえない島国ゆえの悩みは小さくありません。食料自給率の低さと相まって日本のアキレス腱になってますね……。
- 1:Lake-ist series の微弱な変化
- 2:今夏のハンドメイド展望
秋田より釣果報告21’ #03~04【6月前編:渓流釣りの愉しみと難しさ】
春先の予報では、早目に梅雨入りして遅く梅雨明けする…即ち、梅雨の期間が長くなると聞き及んでいたはずですが、いざ蓋を開けてみればさに非ず。
例年と比較して、入梅が1週間以上遅くなるといった具合。(これに連動して、梅雨明けが更にズレ込むとなれば…それはそれで厄介ですね。)
全国的に”そんな感じ”みたいですねぇ。解析技術が向上しても、昨今の気象を中長期的に予測するのは、相変わらず難しいという事なのでしょう。
そんな「梅雨空の様な話」はさておいて…。
去る釣果報告記事に引き続き、リバーモンキーズ はじめさん & 相棒さん の釣行・釣果レポートをアップさせて頂きましょう。
こんな空模様ですし、地域によっては強雨で釣りができない秋田の溪をとりまく自然の趣で目と心に潤いを与えて頂ければ何よりです(微笑)。
はじめさんのブログ「イチゴイチエ ノ サカナタチ」もご一読下さい!
- 1:6月4日の釣り
- 2:6月7日の釣り
- 3:雑感と御礼
秋田より釣果報告21’ #02【五月の溪は 岩魚で鯉のぼり!?】
秋田から心地良い涼風が届きました。
送り主は、秋田のリバーモンキーズ はじめさん。
ご両人が活写する溪の緑と潤いが同居した素晴らしい写真や趣あるレポートを見る度に思うのは、釣りというパーソナルな愉しみが、当事者ではない人間の心にまで癒しを与えてくれるという事実…。
素晴らしいの一言です(微笑)。
四の五の言わず、リバーモンキーズの「五月の釣り」を眺めて参りましょう。はじめさんのブログ「イチゴイチエ ノ サカナタチ」もご覧くださいね。
- 1:5月23日の釣り
- 2:雑感と御礼
【釣行速報#09/R3】完敗宣言!
週明け早々に朝駆けをば。
川止めを前にした「最後の釣り」になりそうな気配が漂い始めたこともあり、期待薄の状況を承知で足を運んでみました。
6月も中旬に入ったと云うのに、恵みの雨が一向に降らないので、上昇傾向にある水温の影響と相まって水質も悪くなる一方です。
川底のヌルも更に極まってきたし、水の匂いもきつくなってきていました。フックに絡んでくる藻のせいで手返しも悪くなる一方ですし…。
そんな事もあって、前2回の釣行時よりも水勢を意識し、各ポイントではじっくりと責めることに徹しましたた…が、魚信は得られず(微笑)。
という事で、一時撤退を決めました。
一旦「完敗宣言」ですね(微笑)。
それでも晴々とした気持ちです。僅か3回という釣行機会ではありましたが、「故郷の川」が私に見せてくれた野生の姿は、私にとって過分な収穫となりました。
ともあれ、4月12日以降の釣行において「川」と「魚」と「私」のサイクルを合わせることができなかったということなのでしょう。
「海から川へ帰ってくる魚」を釣ることの難しさを改めて感じました…と同時に「やりがいがある釣り」であることも再確認できました。
自宅のリビングで珈琲を啜りながら「釣りができる幸せ」をひしひしと感じているところです(微笑)。