秋田より釣果報告21’ #03~04【6月前編:渓流釣りの愉しみと難しさ】
春先の予報では、早目に梅雨入りして遅く梅雨明けする…即ち、梅雨の期間が長くなると聞き及んでいたはずですが、いざ蓋を開けてみればさに非ず。
例年と比較して、入梅が1週間以上遅くなるといった具合。(これに連動して、梅雨明けが更にズレ込むとなれば…それはそれで厄介ですね。)
全国的に”そんな感じ”みたいですねぇ。解析技術が向上しても、昨今の気象を中長期的に予測するのは、相変わらず難しいという事なのでしょう。
そんな「梅雨空の様な話」はさておいて…。
去る釣果報告記事に引き続き、リバーモンキーズ はじめさん & 相棒さん の釣行・釣果レポートをアップさせて頂きましょう。
こんな空模様ですし、地域によっては強雨で釣りができない秋田の溪をとりまく自然の趣で目と心に潤いを与えて頂ければ何よりです(微笑)。
はじめさんのブログ「イチゴイチエ ノ サカナタチ」もご一読下さい!
1:6月4日の釣り
田んぼの脇を流れる里川。
手のひらサイズのヤマメ数匹に遊んでもらう。
釣行を終え畦道を歩いていると、遅い田植えのご夫婦。
「ずいぶん遅い田植えですね」と話しかけると「うちは特別遅い。」とのこと。
ご主人に「釣れたか?」と聞かれたので、「ぼちぼち…」と返事をすると、「昔は川幅も広く水量もあり、かなり大きなマスも釣れた」とのこと。
今では想像もつかない話し。
こうした何気ない会話も釣りの楽しみの一つかと。
2:6月7日の釣り
釣れる!と自信を持っての源流釣行。
が、結果は不完全燃焼…。
魚のチェイスはあるものの、「何度も何度も」というわけでもなく、1~2回追ってくると反応なし。
堰堤ではチェイスすらなかったり。
既に先を越されたような感じ。
渓相は抜群なんだけど、なんだかなぁ…。
※実写版トトロ:相棒さんの名演に拍手!
3:雑感と御礼
はじめさん、相棒さん、有難うございました!
緑の深淵に分け入っていく二人の釣り人…。
溪を包み込む静寂と緊張感の狭間に映し出されてくるのは、豊かな自然の中で釣りを嗜む人間の愉しみとユーモアです。それは、秋田の長く厳しい冬を経た釣り人たちの日常といっても差し支えないでしょう(微笑)。
コロナ渦とは言え、秋田の溪は人気が高く、隣県・近県を問わず全国各地から熱心な釣り人が訪れていると聞きます。(雑誌にも良く載るし…。)
釣れそうな雰囲気が残っていたとて釣れない場合も多いのでしょうね…。ロコ・アングラー達の苦悩が偲ばれます(慰労)。
ともあれ「釣れそうな雰囲気」に比例して「山親父の気配」も濃厚になってくるのでしょうから、ご両人共々気をつけ下さいませ!(釈迦に説法)
安全釣行と豊漁を祈っております!
過去の「秋田の溪便り」もご参照下さい。