デンキチの木片小魚物語3

Sprout Lures の製作記録と喜怒哀楽日記

私の GW は PW【GW前半の記】

 さてと、黄金週間が始まりましたね。

 表題通り「私の GW は PW 」なので、いわゆる行楽色は皆無。そうそう、PWってのは、Preparation Week を指します(微笑)。

 拙ブログでは、予てからお馴染みの「Preparation=準備」ですね。

 ってなわけで、この喧騒の期間を如何に整々粛々とやり過ごすことができるか否かが、人混み長蛇の列嫌悪する「私の命題」になっています。

 さてと、此度は「GWの開口一番」を備忘して参りましょう。お時間の許す方は、どうぞお付き合い下さいませ。

 

GW前半の記

 大型連休は、視界の範囲内に存在する人間(若しくは気配)の密度(濃度)が増すので、「日本=小さな島国」と云うことを否応なしに認識させられます。

 ”視界の範囲内”と云えば、TV映像もその範疇に入りますね。悲しいかな…大型連休の間は、浮かれる人々疲労困憊した人々の姿しか流れてきませんから…。

八木山の現場からの眺望(4月30日) 

 とかく、昨今は働き方改革だのSDGsだのと、メディアを巻き込んで喧伝しておりますが、大型連休中の日本国民の有様を見れば、そうした改革・改善から遠ざかる様なことばかり…ですよね(爆)。

 今朝も「地球を笑顔にするWEEK」なんて空々しい言葉TVから聞こえてきましたが、呆れるのを通り越して絶句しましたよ。←これが苦言の着火剤

 無駄な消費人間の移動を煽るような番組を流しておきながら「地球を笑顔にだと?!」。馬鹿も大概にしなければなりません。

 これを本末転倒と云うのでしょう。本来、子どもに伝えるべきは、こうした愚かしい人間達が織りなす矛盾と乖離について…ですね(寂笑)。

 とどのつまりは、安直な政策しか実現できない器の小さい政治家国民を小馬鹿にしている一部のエリート官僚絶望を覚えてしまうわけですな。

 とまぁ、一偏屈者の不満はこれにて終了。

 先を急ぎましょうね。

1:アンビルを固定する!

 今年のGWは、数カ月先の進捗を見越して準備することに決めていました。

 アンビルの固定は、その筆頭でした。

 いやね…もっと大きなアンビル(切断したレール)があったはずなんですよ。しかし、”それ”がどうしても見つからない…。

 なので、数年前に近場のホームセンターで購入したホビー用の小型アンビルで間に合わせることにしたのですが、些か足元が心許ないと。

 といったわけで、コンクリート製の重し固定することにしました。

 と云っても、なんてことはない作業ですね。コンクリート用のドリル下穴をあけて、コンクリート用のビス固定するといった程度ですから。

 がしかし、こういう時だからこそ痛感させられることもある…と。

 それは「同じ径のドリルを重複して買っているという事実」。これは木工・鉄工・コンクリート用を問わずです。←実はアルアル

 此度も、同じ径のコンクリート用ドリルビット(Φ3.5)を4本確認しましたから…。もうね、己のズボラさには呆れるばかり(猛省)。

 とまぁ、よい歳をした大人は、こうして主体的に反省する機会を設けないと、自己評価が高いまま老いてしまい、やがては老害を巻き散らすと(爆)。

 そんな悪い冗談はともかく、反射的に物を増やす必要は皆無ですからね。今後は、折に触れて留意していこうと思います。

 SDGs12番にもありましたよね。

 「つくる責任 つかう責任」と(皮肉)。

2:砥石の面を整える!

 お次は、砥石の面直しですね。

 この手の作業(研ぎ汁が凄い)をキッチンで行うと顰蹙を買いかねないので、いつも屋外水栓を使うようにしています。←当たり前

 砥石を使用する割合は、手仕事用の刃物家庭用の包丁1といった感じになるでしょうか。彫刻刀や小刀の研ぎに使うことが圧倒的に多いですね。

 なので、砥石減り方局所的です。

 砥面全体を漫勉なく使うようにしていますが、多様な形状の刃先を持つ彫刻刀を日常的に研いでいると、特徴ある凹凸が部分的に発現してしまいます。

 と云うことで、定期的に面直しを行っているわけですが…。寒い季節に屋外冷たい水を流しながら面直しするのはしんどいと。

 なので、晩春・初夏の陽光を背に浴びながら砥面を擦っていると、ポカポカと体が温まってきて、何とも云えない幸せを感じるのです。

 この時節の良さでもありますね(微笑)。

 最近は、もっぱら1000番・6000番・天然砥石の3種類で済ませています。刃を欠いたり、変形させる場面もないので、荒砥の出番は無くなりましたね。

 欲を言えば、1000番6000番の間に2000番前後の砥石を挟みたいところですが、今のところは支障はないので買い足していません。

 因みに、天然砥石仕上げ用ですね。バリが出にくいので重宝しています。費用対効果を考えてサイズを選んだので、彫刻刀の様な小型の刃物には最適です。

3:ヤシャブシを煮出す!

 そして、最後は染液作りですね。

 これもGW序盤で済ませておきたいメニューの1つでした。

 この春は、こまごまと物色 ↓ していました。概して地味なのはご愛敬。何に使うかは、その後の愉しみにしておいて下さい(微笑)。

 でもって、本項の主役となるヤシャブシですが…。

 実は、ペット屋さんでも買えるような品物です。水槽の水質改善に使うアイテムなので、熱帯魚などを飼育されている方ならご存知かと思います。

 でもって、こいつを煮出して染液を作ると。

 サイズが様々なヤシャブシ 20個で、どの程度のが作れるか想像もつかなかったので、面倒でしたが小分けに作りました。

 結果としては1リットル強といったところかなぁ…。

 さもありなんな色をしていますが、煮出している間も、出来上がった後も、耐えがたい異臭などはなく、ちょっと拍子抜けしました(笑)。

 これを暫く保存して、液の表面にカビが生えるのを待ち、それを攪拌すると云うのがらしいので、今すぐには使えません。

 これも先人の知恵ですね。有難く享受させて頂きます。

 さてと、この染液が活躍するのは何時になることやら……。私も”その場面”を楽しみに手を動かしていこうと思います(微笑)。