【22’サクラマス Preparation #13】リップ装着 たった三本 されど三本
戦時下の情報ってどこまで信用できるのでしょうか?
正直のところ、各局の情報番組に招かれている有識者が口にする憶測や、タレントMCが語る無責任な希望的観測に疲労を感じ始めています(苦笑)。
まぁ〜、あの手の番組は、無駄な一喜一憂と脂っこい顔芸、そして尺を埋めるだけの無為な言葉で構成されるのが常だから批判するまでもないか…。
いずれにしても、形式的な外交だけでは解消し得ないという実例を見せつけられている今だからこそ、この小さな島国に暮らす様々な立場の人間が「日本の防衛能力」について多角的に議論している様子を、TV番組として視聴してみたいものです。
にしても、溜息しかでませんよ(ふぅ〜)。
これからも、自らがネット上で文責ある情報を探すしかないのかなぁ(寂笑)。新聞・テレビの終焉が更に早まってしまったことを感じています。
リップの装着 たった三本 されど三本
この拙き備忘作業が、ようやく現実に追いついてきました。
ということで、此度はサクラマス用のミノー如意櫻(90㎜/MD/sinking/10.5g)のリップ装着について綴って参りたいと思います。
お時間の許す方は、どうぞお付き合いください。
去る2月26日から始まったリップの装着作業…と云っても、たったの3本ですから、プレッシャーは大きくないです。
とまぁ、作業内容に変わりは無いのですが、潜る系のリップ装着は、潜らない系のリップ装着とは趣がかなり異なってきます(時間的にも)。
ザックリとした話になるけれど…。
大きめのリップのセッティングは想像以上にシビアですし、接着材(2液エポキシボンド)の充填が一発で決まらないという難点があるんですよね…。
その理由は、突出したフロント・アイとリップを一体化させる必要があるから、加減を見ながらボンドを充填せざるえなくなると…。
よって、複数日を跨ぐことになるわけです。
なので、今回の様に「たったの3本」であっても、リップ装着に関わる作業日数が大幅に減ることは無いと。(1回の作業時間は短くて済みますが。)
と云うことで…。
今季のサクラマス釣行では、彼らもスタメン・ミノーとしてワレット入りするはずです。昨オフに作った如意櫻が不作だっただけに、本作に寄せる期待は…。
いやいや、捕らぬ狸の皮算用は止めておきましょう(笑)。
節目の時はメンテナンス
我がアトリエの定番儀式となっている大掃除&メンテナンスタイムは、春彼岸・お盆・年末の3回と決まっています。※小掃除は平素から実施。
と云うことで、此度は春彼岸(厳密には彼岸前ですがね)のお掃除&メンテナンスタイムの様子をば備忘して参ろうと思います。
1:塗装ブース周りのお掃除
ルアー製作者のお掃除と云えば、塗装ブースが筆頭に挙がるでしょう。
拙ブログでも、作業の安全性及び健康上の観点から、幾度となくその重要性を説いてきましたが……って、過去記事のリンクを貼るのは面倒なので、ここで深堀りするのは止めておきます(笑)。
それはともかく、ここ2カ月余りの時間で、2液ウレタンとセルロースのダブルパンチを受け続けた有圧換気扇の汚れは……そこそこですな(笑)。
特に、プロペラの汚れと外部ウェザーフードに付けている防虫メッシュの汚れは、換気不足を誘発するので、念を入れて掃除しました。
そもそも、換気扇が汚いと換気量が減るし、そんな状況が進行すれば、埃っぽい中で製作することになって、結果的にルアーの仕上がりも悪くなると…。
私が語るまでもなく「良いこと無し」ですからね。これからも定期的な掃除を心掛けていくつもりです(微笑)。
※定期的注意喚起:ファンの能力が低い上に、ダクトを介して換気(ダクト長さと曲げ箇所数も換気量に影響)している場合は、更に注意が必要です。また、ダクト内の塵を付着させたままにすると、摩擦が増えて換気量が著しく減り、下手をすると逆流する場合もあります。埃を含んだ空気が逆流したらどうなるか…容易に想像できると思います。(経験者は語る)
2:バイス・プライヤーの汚れ落とし
お次は「神の手」ならぬバイス・プライヤーの番です。
こうした補助道具に付着した汚れを落とさずに長期間使い続ける方もいるようですが、この手の汚れが原因で痛い目に遭ったことがある私は、このハインリッヒの法則*1を絵に描いたような悲劇を境に、タイミングを見計らって汚れを落とすようになりました。
今オフは、イトウ用のミノーのコーティングに2液ウレタンを使ったので、こ奴らにの表面にもコッテリとウレタンが塗布されています(恐々)。
という事で、スケルトンを使って一気に除去しました。
アクリル塗料(セルロースを含む)の汚れは、一般的なシンナーに漬け置きすれば一応落ちますが、頑固にこびりついたサフやウレタンは難しいですね。
色々な溶剤で試しましたが、結局スケルトンを頼ってます。
3:精密ヤスリの目詰まり除去
そしてお次は、精密ヤスリのお手入れです。実に地味な道具ですが、これらに代わる道具はありませんからねぇ。
古よりアイヌの人々は、自然界の万物のみならず、自分たちが扱う道具をも神と見立てて生活してきたと云われていますが、こういう単純にして緻密な道具を手にすると、彼らの精神性が淡く理解できます。
この手の道具は、価格も品質も千差万別ですよね。
ただ、こうした用途の道具を使う場面(趣味だけでなく仕事でも使うので)を鑑みると、相応の品質であることが望ましいので、それなりの価格帯の物を購入する様にしています。(雑もの用を除き)
下写真の左から5本までは、モデリング用の精密ヤスリ(文盛堂・ハセガワ等)ですね。これらを愛用している趣味人は少なくないと思います。
でもって、目詰まりのお手入れに使うのは、下写真の様な真鍮毛や樹脂毛のブラシです。特にハイブリットのブラシは、程よい硬さなのでお勧めです。
そもそも、ヤスリの機能について落ち着いて考えてみると、実は「削る」のではなく「切る」といった表現が相応しいことが分かってきます。
故に、ヤスリの目に入り込んだ塵を取り除くとは云いつつも、切れ味を落とさないように手入れしなければならないので、ヤスリの素材よりも柔らかい物を使うのが妥当だと言えるでしょう。
不肖デンキチ小父は、湯水のようにお金を費やせる御身分ではないので、これからも面倒がらずに道具のお手入れに励んでいこうと考えています。
今オフ 残りの作業は?
さてと、私的解禁がいつ頃になるか分かりませんが、確実にオフシーズンが終わりを告げようとしていることだけは認識しておりまして…。
という事で、残る作業の見通しはついております。
イトウ用のミノー(バルサモデル)のリップ装着(検討含む)だけですね…って、これが想定以上に右往左往しそうな気配がしていたり(苦笑)。
とにもかくにも、隙間の時間を有効活用して、ルアーの完成から私的解禁へと繋げていければと考えているところです。