年怒末の「末」はリップ三昧 & 春 雑感
ここ仙台も一気に春めいてきました。
と言っても、そう思わせてくれるのは満開の桜だけ…。
4月と云えば、新年度 新天地 新社会人 新入生 等々、新しい門出を迎え、前を向きそして上を見上げて、まだ見ぬ世界へ飛び込もうとしている若人の姿を眺めるのもまた”この時節”ならではの楽しみですよね。
といった具合に、本来であれば平素に増して華やぐ時節なのですが、当地の混沌ぶりが”それ”を許さないわけでして…。
まぁ、”この話題”は後述することにして、忘れないうちにルアー製作備忘緑の方へシフトして参りましょう。
1:年怒末の「末」はリップ三昧
時は3月23日まで遡る。
にしても、この1週間という時の早さよ…。それは単に、私が歳をとったというだけではない。年怒末という時節がそれを加速させるのだ。
ともあれ、最終工程となる「リップ装着」の段を迎えたこの日、開口一番の作業は、予定していた 隼櫻(しゅんおう)ではなく、Ballesta(バリエスタ)から取り掛かる仕儀とあいなった。
もっとも、Ballesta には既にリップが固定されているので、ライン・アイとリップの隙間をエポキシで埋めるといった程度の作業で済む。
しかしながら、ここ数日の悪戦苦闘で疲労がピークになっていたからなのか、手元不如意が散発してしまい、隼櫻 を一本駄目にしてしまった。
本当にがっかりした。
せっかく手塩にかけて作ってきたのに…。取り返しのない失敗や、自身の弱さに端を発する失敗に直面すると、存外に落胆する。
さわさりながら、肩を落としている猶予はないのである(年怒末だから)。然るに、こういう時こそ捉え方を変えるしかないのだ。
という事で、此度の失敗を好機と考えることにした。
「失敗は成功の母」とはよく言ったもので、この失敗を機会にリップの接着方法を見直すことに決めたのだった。
それは、次に仕上がってくる 如意櫻(にょいざくら) と 鵟櫻(きょうおう)、それからイトヨ・ミノーでトライしようと考えている。
(※4月1日現在、如意櫻・鵟櫻で実施済。)
といった具合の紆余曲折を経て、翌24日に完成とあいなった。
最後の〆として、簡便的なスイム・テスト(自宅浴槽でまっすぐ泳ぐか確認)を行い、総じて問題がないことを確認した。
隼櫻 は、これまで通りローリング強めの泳ぎで、仕上がりは良好だった。
一方 Ballesta は、仕上げ前にテスト(下のリンク先をどうぞ!)した時よりも、ピーキーというかヒステリックな泳ぎになった気がする。
正直な話、コーティングに使用したウレタンを厚目に吹いたので、よりモッサリした泳ぎになるかと思ったのだが…どうしてなんだろう?
でも、スロー領域の泳ぎはイメージ通りで「ランドロックがシャローに廻ってきたら…ドン・ガバチョ!」も夢ではなさそうだ。
といった具合に、妄想領域の拡張が止まらない春なのであった。
2:春 雑感
さて、毎度ながら趣を変えて参りましょう。
話は昨日(3月31日)のことになります。
壱:春の行事
春彼岸の様子を窺いに菩提寺へ赴きました。
ちょうど、仕事で向かった先が菩提寺の近くだったので、思い立ったが大安吉日とばかりに寄り道することに決めました。
特に、彼岸やお盆の後は親族や知己がお供えしてくれた菓子類がカラスや鳩の餌食になっている事もあるので、タイミングを見計らって片付けに行くようにしています。
こうした所作もまた、春支度というか、春の節目に関わる行事のひとつだと言えるでしょう。気持ちもスッキリしますしね。
菩提寺に隣接している木下公園の桜は満開でした。
平日だったせいもあるのでしょう。淡い桃色の花をまとった古木の根本には「程よい感じの花見」を愉しむ人々の姿がありました。
桜に集う人々を遠くから眺めていたら、それぞれの表情を伺い知ることはできませんが、その塊全体から柔和な雰囲気を感じました。
これも桜パワーの成せる技ですね(微笑)。
「花より団子」よろしく「騒々しい花見」の良さも分かるけれど、こういう時だからこそ「穏やかに花を愛でてやる花見」が好ましいと思います。
私も出先で「よさげな桜の木」をみつけたら、独りでお弁当でも開こうと思いましたよ。(といっても、今週末には雨が降るというし…大丈夫かなぁ。)
弐:春支度
今年は。これまで以上に春支度に時間を割いたような気がします。まぁ、老若の扶養家族がいる間は逃れられませんな。
此度の春支度は、高校進学を控えた次男坊にまつわることですから、それは云わば前向きな準備と言えるでしょう。
故に、楽しんで堪能しましたよ。
次男坊の場合は、旧年中に進学先が決まったので、高校の指示に従がって早々にハード方面の準備を済ませました。
がしかし、従前から続くコロナ渦&今般の状況悪化の影響により、入学式以降のプログラムが微妙に変化してきたので、そうした動向に対応すべく、あれやこれやと画策しておりました。
まずは、リモート授業対策ですよね。
進学先の高校が、リモート授業や入れ替え授業(各クラスの中で「通学する子ども」と「リモートで授業を受ける子ども」を分けて教室を運営する。)の実施を前提としていたので、その辺の準備は万全にしておったわけですが、念のため居間から次男坊の部屋まで有線LANを引くことにしました。
このまま感染状況の悪化が続くと、リモート授業の頻度が上がるはずですし、教室とのやりとりの最中に固まったら目も当てられませんよね。加えて、トラブル時に私が家に居るかどうかも分かりませんし…(ってか、普通は居ないし。)。
その様な想定のもと、通信障害の懸念を払拭すべく、LANケーブルを敷設したというわけです。(今やCAT7まであるのね…使ったのは6だけど。)
次男坊と二人で、部屋の目立たない部位を狙ってケーブルをはわせ、階段という縦穴の難所を突破して2階の部屋まで敷設(都合25m)しました。
まぁ、楽しかったですよ。次男坊にとっては学びの時間になったと思います。(色々な道具や備品を使いますから、よい経験になったはず。)
敷設作業の最後にGoogle meetでリモートの状態を確認をしました。当然の事ながら、Wi-Fiよりも安定していて快適でした。
長時間使う事を考えると、Wi-Fiよりも心配が少ないですね…やっぱり。やって良かったと思いましたよ。
とまぁ、他にも「これを機会にやってまえ!」とばかりに、色々と手を付けてしまいましたが…先々の事は分かりませんよねぇ…。
参:耳と腹が痛くなる話
「先々」と云えばですよ…。
ここ1週間で高校のスケジュールも変わってきています。
先週までは、子ども達だけで入学式を行い、その様子をYouTubeで配信することになっていたのですが、今日になって入学式の中止が告知されましたから…。
卒業旅行や謝恩会が中止になるならまだしも、節目の卒業式や入学式すらまともにできない春って何なんですかね…。
「愚かなアクセル」を踏んだ県知事さん、市長さん、この事態をどう考えます?責任を感じておられますか?
つい先日、あろうことか枝野氏に批判されていましたね…。
よりによって、枝野氏ですよ…。
村井知事にとって殊のほか胸糞悪くなるニュースだと思われますが、相応数の県民・市民(私も含む)にとっても不愉快極まりない話ですよ。
どうか県民・市民を落胆させないで下さい。
そして、未来を担う子ども達の教育の場・学問の場・学習の場・集いの場をこれ以上劣化させないようにして下さい。
宮城県下の小中校の学力低下は、今に始まった事ではありません。更に言えば、震災以降の10年間で更に極まったというだけなのですから。
よもやコロナ渦のせいにはできませんよ。
私には「個人でやれる事」しか出来ません。
これまでも、そしてこれからも「まずは我が子から」の精神で、この難局を乗り切るだけですね…。全く以てやるせない話です。