デンキチの木片小魚物語3

Sprout Lures の製作記録と喜怒哀楽日記

開眼の侯 & 春彼岸の習慣

 年怒末は、ありとあらゆるトラブルを伴って混沌を巻き起こしますね(苦笑)。

 直近で云えば、ここ4日間写真データ(本備忘録用の写真)が入ったSDHCカード突然死したことでしょうか(悲報)。 

 こんな私ですからね…。とりあえず駄目元で接点復活剤を塗布しましたが、蘇生することはありませんでした(観念)。

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 まぁ、備忘録用の写真だったので、さしたる影響はありませんが(これが仕事の現場管理写真だったらショック!)、案外と落胆するものです(寂笑)。

 といった訳で、中抜け状態の備忘録となりますが、2021年春の一場面を残すべく、綴って参りましょう。

  1:開眼の侯

 前回同様、話は遡ること3月15日から始まる。

 この日、櫻鱒用ミノー如意桜鵟櫻アイを貼ることにした。

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 何年たっても改善の余地を見つけてしまう工程の1つに、この目入れがある。

 という事で、ここ1年の製作を通して微細な変更を加えてきたのだが、成果の程は一進一退といったところ。

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 「こっちが立てば、あっちが立たず」といった具合で、未だに満足がいく納まり・仕上がりにならないでいる(苦笑)。

 ともあれ、アイの納め方についてはモア・ベターな方法がほぼ確定的となったので、後はトップ・コーティング中のチェックフォローの仕方を確立すれば、更に仕上がりに自信が持てるようになるだろう。

 もっとも、こうした微細な部分は、釣果には全く関係がない部分でもある。けれど、想いを込めて作るものだからこそ留意したいと思う。

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 そして、アイ入れと言えば、この Ballesta もだ。

 こ奴らの開眼式は、3月18日に執り行った。この辺の写真データが冒頭のトラブルにより消失してしまったのである(涙)。

 その様なわけで、3月22日現在はトップ・コートを終えて、養生という名の放置プレイ状態にある。

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  初回の製作という事もあって、ディテール粗くなってしまったが、総合的な完成度(ルアーとしての)は低くないと思う。 

 これでシャローに入ってきたランドロック・サクラマスが反応してくれたら万々歳なのであるが…そればかりは神のみぞ知る話だ(笑)。

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 そもそも、最終形態リップレスである事を鑑みれば、これぞ正に試作・プロトといった方が 相応しい代物なのだが、作っているうちに「これはこれでアリかなぁ…。」などと考えてしまっている「安直な自分」がいたりする。

 誠に人間とは気まぐれな生き物だ(呆)。

 まぁ、気長にリップレス化を目指していこうと思う。

 2:彼岸の慣習

 さてと、毎度の如く、趣を変えて参りましょう。

  彼岸の時節を迎えると「そろそろアトリエの掃除をしなければ…。」という気持ちが芽生えてきます。

 掃除整理整頓は好きな方なので何の苦もないのですが、春彼岸の時節は年怒末ですからね。ややもすれば「心の声」を無視してしまいそうになるのですが、この「季節の掃除」だけは約束を越えた習慣になっているので、体が自然と掃除の体制を整えてしまうのでした(苦笑)。

 気質習慣というものは恐ろしいですな…。 

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  大掃除と言えば、何はさておき塗装ブースですね。

 この掃除作業中の写真も、冒頭のトラブルで消失していますので、此度は大掃除を終えたブースの状態を晒させて頂きましょう(笑)。 

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  今オフは、鋳造スプーンを手掛けていたこともあって、ウレタン(2液)をコンスタントに使用していましたからね…。

 有圧換気扇の本体もペラも酷いことになっていました。でも、しっかりと換気してくれている証拠ですからね。感謝を込めて掃除しましたよ。 

 それから、作業机の周りも整理整頓しました。

 ここ数年で随分と不用品を整理したので、主観的には贅肉はないと感じているのですが、客観的に見たらどうなんでしょうね…(含笑)。

 見る人が見たらラクタの山かもしれません。

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  気持ち的には「もう少し精選したい。」というのが本音の本音

 猫の額ほどのアトリエを、更に合理的かつ有効に活用するには、もう一工夫を要するようですな。これから検討しようと思います。

 ともあれ、これで気持ち良く作業が再開できますね。

 開口一番の作業は、中規模河川・対遡上鱒用 隼櫻 リップ装着から始めようと考えています。

 リップ装着も慎重を期す工程のひとつですからね…。ゆっくり & しっかりと作業していこうと思います(微笑)。

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 そして蛇足となりますが、この時節の習慣と言えば、遊漁券の購入もそうですね。これは先々週の中頃に入手しました。

 2021年は、故郷の川に加えて、北上追波年券も購入しましたよ。(価格だけみると、北上追波の方が良心価格ですな(笑)。)

 とは言え、目下のところは五里霧(悲嘆)。

 ですが、南三陸町10年間続けてきた支援業務の任務が今月末完全終了となるので、その時にでも追波川参詣したいと考えています。

 (心の声:その頃までに宮城県の感染者数が少しでも落ち着いてくれると嬉しいなぁ…。)